サジー(シーバックソーン)は、冬の貴重な栄養源
厳しい寒さや乾燥に強いサジーは、収穫の少ない冬場の貴重な栄養源です。
ビタミン,ミネラルなど299種類の栄養素が詰まった「自然のマルチビタミン」は
- 生でそのまま食べる
- 絞ってジュースに
- 料理のソースなどにする
などで、庶民の食卓を飾ります。
「サジー の父」呼ばれるサジー 先進国ロシアではそのまま冷凍保存したり、煮詰めてジャムにしたり、乾燥させてお茶にしたりと多様に利用されています。
サジーのシロップはロシアの家庭の味
サジーの果汁と砂糖でシロップを作っておけば、パンや肉料理にかけたり、お酒やお茶などに混ぜたりできるので重宝します。
ロシアでは果汁シロップを家庭で作ることはごく当たり前のこと。
その場合「果実:砂糖=1:1」で作られることが基本ですが、サジーは酸味が他の果物やベリー類と比べて非常に強いため、砂糖を多めに入れた方が美味しいかもしれません。
日本ではまだ「生のサジー果実」は流通していませんが、もし手に入ったら「サジーシロップ」を作ってみてはいかがでしょうか?
サジーは水と空気の綺麗さが世界一と言われるフィンランドでもブーム
ムーミンの国、フィンランド。
透き通るような肌とキラキラの金髪美人を育むこの国の多くは森。
その森で育まれるサジーなどのベリー類は、フィンランド女性にとって欠かせないもの。
フィンランドの市場には、一年を通じてカラフルなベリーが並びます。
ビタミンカラーの果物は、見ているだけでも心が華やぎますよね。
フィンランドではビルベリーやリンゴンベリーなど「健康のお悩み」に合わせていろいろなベリーを食べ分けるのが健康常識。
その中でもサジー(シーバックソーン)は栄養バランスが良いと大評判。
独特の香りと強い酸味があるので、そのままの果汁はちょっとキツめなので、オレンジジュースで割って飲む人が多いようです。
身体にも美容にも、健康にも良い栄養のかたまりサジー(シーバックソーン)は、フィンランドを始め、ヨーロッパ中で冬のビタミン補給源として摂られています。
冬場の果物の少ない時期に、雪で覆われた大地の中、オレンジに輝くその果実は、まるで森に咲く花のよう。
童話の世界のような真っ白い冬を彩る「生命力の果実」です。
サジーのコンフィチュールはヨーロッパではポピュラー
奇跡のフルーツと言われる果実サジー(シーバックソーン)
ジャムよりもコンフィチュールが人気のようです。
コンフィチュールというのは「砂糖や酢、あるいは油などに漬けた」という意味です。冬の厳しい北欧では「食材を保存すること」はとても重要なこと。
栄養をなるべく損なわずに長い期間楽しめるように工夫されているのですね。
日本でポピュラーなジャムは、「ぎゅうぎゅう詰め」という意味で「凝固した形状」であるものを呼びます。
サジーは酸味の強い果実なので、保存料がわりにもなる砂糖をたっぷりつかってコンフィチュールを作ります。
サワードウブレッドという長時間発酵させて作るパンが北欧では人気なのですが、そのパンにコンフィチュールを塗ってトーストし「カリカリ」と食べるのが定番ブレークファストです。
サジーが日本でも流通すればいいのにな
奇跡のフルーツと言われる果実サジー(シーバックソーン)
ゼリーや、お菓子、お肉のソースなどその酸味が世界中で重宝されています。
日本でもスーパーでサジーが買えるようになるといいのにと思っています。