サジーに多く含まれる「ビタミン」は、エネルギー源や体をつくる成分ではないけれど
私たちが活動するために必要なエネルギー源になる栄養素として、糖質・脂質・タンパク質があり、これらを3大栄養素といいます。
ではビタミンは?サジーはビタミンを16種類も含んだ果物ですが、実はそんなに重要ではない?
いえいえ、ビタミン・ミネラル(鉄分など)を加えたものを5大栄養素といい、この五つが私たち人間にとって必要な栄養素なのです。
車で言うと、動かすためのエネルギー源は「ガソリン」でビタミンは「エンジンオイル」みたいなもの。
他の栄養素がうまく働くために機械の潤滑油のように働いています。
1日に必要なビタミンの量はとても少ないのですが、それでも足りていない人が多いのが現状です。ビタミンCだけは摂れていても、他のものが不足してたりと、16種類ものビタミンをバランスよく摂ることは難しいようです。
しかもビタミンは体の中でつくることができないものがほとんど。
毎日の食べ物からとることが必要です。
サジーには水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンがどちらも含まれています。
脂溶性ビタミン
- ビタミンA: レチノール、β-カロテン、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなど
- ビタミンD: エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール
- ビタミンE: トコフェロール、トコトリエノール
- ビタミンK: フィロキノン、メナキノンの2つのナフトキノン誘導体
水溶性ビタミン
- ビタミンB群(ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B7、B9(葉酸)、B12、メチルコバラミン、ヒドロキソコバラミン
- ビタミンC: アスコルビン酸
ビタミンには、水に溶ける水溶性ビタミンと、油脂に溶ける脂溶性ビタミンがあり、それぞれの性質から体への取り込まれ方や代謝に特徴があります。
水溶性ビタミンは尿などから体の外へ排泄されやすいので、摂りだめができません。毎日食事から摂ることが必要です。
脂溶性のビタミンは、油とともに調理して摂取すれば吸収率が高まります。ただし、ビタミンEを除く脂溶性ビタミン(A、D、K)は体内に蓄積されやすいため、摂りすぎると過剰症が起こることがあります。
現実的にはサプリなどで過剰摂取しない限り、ふつうの食生活で摂りすぎることはないようです。
サジーにはどちらのビタミンもしっかりと含まれています。
ビタミン不足はギスギスする?サジーに含まれるビタミン類は美容にも重要な栄養素
ビタミンは体内で三大栄養素の代謝を助ける「潤滑油」のような働きをしているイメージを持ってください。
もし三代栄養素ばかり摂って、潤滑油をとらないと、身体中が「ギスギス」してきて、滑らかにことが進まず、摩擦が起きて消耗してしまいます。
ビタミンは生きていくために重要な部位で優先的に利用されます。
なので「ビタミン不足」を体感することはあまりありません。逆に言うと「」ビタミン不足を感じる頃には体はかなり悪くなっている」ともいえます。
不足するとすぐに影響が出やすいのが、ブドウ糖をエネルギーに変換する際に必要な栄養素「ビタミンB1」です。
不足すると疲れを感じやすくなります。
このところ肌荒れが気になる、化粧のノリが悪くなったと感じる人はビタミンCやビタミンB2が不足しているかもしれません。
ビタミンCと美肌との関係は化粧品などの広告などでご存知の方が多いのですが、ビタミンB2もとても重要な栄養素です。
皮膚や粘膜の機能を正常に保つはたらきがあるので、不足すると皮膚や髪、爪などの状態が悪くなります。
ストレス社会ではビタミンの必要量は増すばかり
ストレスのない生活を送りたいとはおもっていても、なかなか難しいですよね。
ビタミンCはストレスから体を守るホルモンを合成するのに使われているので、ストレスを受けやすい環境にいる人は、ビタミンCの必要量が高くなります。
毎日の摂取を心がけましょう。
副腎には、大量のビタミンCが貯えられています。
ここにストレスが加わると、「抗ストレスホルモン」を作るのにビタミンCが使われるので、急激にその貯蓄量が減ります。
この時、ビタミンCの摂取量が少ないと、あっという間に「ビタミンC残高ゼロ」となり、抗ストレスホルモンが充分に作られなくなります。
私たちはストレスに対抗する抵抗力が弱まり、体のあちこちに支障が出てきます。
ストレス解消に一服。
いえいえちょっと待ってください。
喫煙者は喫煙によって生じる「活性酸素」がビタミンCをどんどん壊していくので、より多くのビタミンCを摂取しなければなりません。
サジーに含まれるビタミン、ミネラルで「ストレスに負けない」体をつくりましよう
ストレスはあるけれど「溜めにくくする」とこはできるはず。
でも、無理に本来の性格を変える必要はありません。できる範囲で無理なく「少しの心の変化」を持つようにしましょう。
食生活や、生活習慣を変えると同時に、例えば下記のような心持でストレスを回避することも重要です。
細かいことを気にしないようにする
完璧主義ではなくても理想どおりに物事が進まないといらいらしたり、焦ったりします。自分にも周りにも「怒り」が生まれて納まりがつかなくなることがあります。怒りは大きなストレス。
一生懸命になりすぎず「まあしょうがないかも」と思うことも大事なことです。
何事も自分一人でやり遂げようとしない
自分一人では難しいと感じたら、協力者を探してスムーズに達成しようとします。周囲のサポートを求めることが苦手な人もいるとおもいますが、まずは第一歩。
「ちょっと助けて〜」と周りに言ってみましょう。
ストレス軽減だけでなく、仕事の効率化にもつながるかも。
人の短所を見すぎない
他人の短所は目についてしまうけれど、そのことで自分がストレスを溜め込むのはもったいないです。
人の長所に注目できる人ほどイライラや焦りを感じにくく、ストレスを受けにくいといわれています。「私は長所を見ることができてすごい!」っていう発想の転換も有りかも?
物事を楽観的に考えるようにする
「なにかにつけ悲観的な観測をする」癖がついている人も、ストレスを抱えがち。実は実際のトラブルも、想像上のトラブルも同じように体にストレスがあるのです。
人の長所に注目するのと同様に、物事を良い方向に考える癖をつけてみましょう。
新しいチャレンジや変化はいったんやめてみる
やる気に満ちた人が実は「ストレスの渦」に巻き込まれることがります。
常に忙しく何かをやってる人は、自分が思ったよりも疲労やストレスが溜まっています。
新しいチャレンジや変化は控えることも重要です。
きっと「無意識のストレス」が邪魔をして本来のパフォーマンスが発揮できず、残念な結果になることもあるからです。
少し休んでから、またやってみましょう。