サジーの果皮にはこんな特徴があります
「果皮」というのは果物の中でも「果実の表面を覆う外皮。果実を包んでいる部分」です。
厳密には「種子を包む部分」で外果皮・中果皮・内果皮が区別されるものがあります。
外果皮というのが私たちが果物の「皮」と呼んでいる部分で、紫外線から果肉や種子を守る働きがあります。
その外果皮と中果皮の間に「果汁たっぷりの果肉」があります。
私たちはそこを食べることが多いです。
サジーは品種により果実の大きさが5〜10mmくらいととても小さいです。
その果実を覆う果皮にもいくつかの種類があります。
内果皮というのは種子のまわりにあるものです。サジーの場合は薄い膜のような形状です。
日本サジー協会が「栄養豊富」と認定した「ビコアサジー」と呼ばれるものの果実は5mmくらいの小さなもので、その果皮は指で触ると破れてしまうほど薄いものです。
手摘みサジーというのは実際には不可能??
サジーの果皮はとても薄く、指で掴むと破れてしまいます。
よくサジーの商品で「手摘み」とうたわれているものがありますが、私たちが想像する「手摘み=果実を一つ一つ手で摘んで収穫する」というのは不可能かもしれません。
果皮の割と強い(栄養価は劣る可能性)多品種のサジーなら、手摘みも可能かもしれませんがビコアサジーの場合それは無理です。
ではどうやって収穫しているのかというと「枝ごと切って、そのまま工場へ運ぶ」のが一般的です。
サジーの収穫期はマイナス40℃になることもある極寒の真冬。
当然枝も果実も凍りついています。
自然に冷凍保存されている状態のサジーを枝ごと切ることで、果皮を傷つけることなく収穫できるというわけです。
サジー果皮に含まれる栄養素とは?
果皮も強力な紫外線から果実、種子を守るための大事なパーツです。
フラボノイド、カロテノイド、植物ステロールおよびアミノ酸などの活性物質がたっぷり含まれていて、さらに食物繊維も多量に含まれています。
果皮はパウダー状のものが取引されることが多いのですが、乾燥した果皮をアルコールで抽出したエキスには果皮の栄養を損なうことなく
- フラボノイド
- カロテノイド
- 植物ステロール
- アミノ酸
などの栄養素が豊富に含まれています。
株式会社フィネスの販売している「果皮のこつぶ」は、サジー果皮のサプリメントとして有名です。